Pタイル磨き
大禅ビルの床はピッカピカ!
その正体はPタイルのワックス掛けだと前の記事でご紹介させて頂きました。
Pタイルは確かに汚れにくく、ワックス掛けしたものならなおさらです。
ただ、全く掃除しなくてもいいのかと言うとそうではなく、当然のことながら毎日のように人が床を踏んで、汚れが溜まっていきます。
床の汚れはそのままにせず、すぐに磨いて綺麗にしていかなければいけません。
Pタイル磨きは、汚れ具合にもよりますがスポンジを用います。
表がギザギザ、裏がふわっとしたスポンジが適しています。
汚れがあまりにも酷い場合はそれよりも硬い素材の道具を用いますが、硬過ぎる素材だとPタイルに傷が付いてしまいますので、注意が必要です。
そこまでコストのかからない床材ですから、Pタイルごと取り替える方法もあります。
ただ、Pタイルの取り替えるはしょっちゅうできるものではなく、職人様ならまだしも、素人には非常に難しい作業と言わなければいけません。
実際にPタイルの取り替えを自分でやってみると、びっくりするくらい難しいです・・・。
対象のPタイルだけ取り換えとしても、剥がす際の振動が横にも伝わってしまい、そのままにしておきたかった箇所までもがヒビ割れてしまうこともあります。
また、Pタイルを貼る際には他の箇所との高さの差異が生じないようPタイルを付着させるために、下地にモルタルを塗る必要があります。
このモルタルをどれぐらいの厚さに塗れば良いのか?これを見極めるのも至難の業です。
もし、Pタイルを貼って横のタイルと高さが違っていたら、今度はモルタルを削ってやり直さなければならなくなる・・・。
Pタイルは磨いて済むものであれば、そちらの方が手間も掛からずにいいのです。
たかがPタイル磨き、されどPタイル磨き。一見ささいな作業でも、実際はかなり奥が深いです。