個人間の海外送金マッチングサービスを展開
このシリーズでは私、禅院が数年前に関わらせて頂いたエストニアプロジェクトについてご紹介しています!
3回目のエストニア視察へと繰り出した我々一行は、冬のタリンで催される本場欧州のクリスマスを楽しみつつも、今回訪問のメインである視察へと繰り出します。
この日は個人間の海外送金マッチングサービスを展開する企業を訪れました。
従業員は視察時点で約450人。うち300人がタリンで働いています。
1日に1人というペースで人を採用しており、成長ぶりが伺えます。実はヨーロッパを中心に注目を集める新進気鋭のスタートアップなんですね。
既に事業化を遂げ、世界にマーケットを拡大しており、成長フェーズにも関わらず、長期的な展望のもと後進の育成にもコミットしている。
私たちはQ&Aをはさみながらのブリーフィング、そしてオフィスツアーへ。
印象的だったのは、情報セキュリティに対する意識の高さです。
訪問者全員が自筆での署名とConfidential Agreementへのサインを求められました。
金銭を含む個人情報を取り扱う企業だと考えたら、当たり前と言えば当たり前ですが、私は企業のイメージづくりの意味もあるかなと思いました。
まさに僕は署名を求められたことによって、この企業に対し
「情報セキュリティがちゃんとしている企業」
というプラスのイメージを抱いたわけです。
もし署名しなかったら、情報セキュリティに対する感度の高い視察参加者から
「個人情報を扱っているのに情報セキュリティがザルな企業」
というマイナスのイメージを抱かれる可能性もゼロではない。
そして悪い噂ほど広まるのが速く、企業のイメージダウンに繋がってしまう。
勢いに乗っている会社でありながら、細部をおろそかにしない謹厳さを感じました。
次回は、エストニアにおいてビジネス展開する上で欠かせない重要な機関を訪問しました。
以上、大禅ビル(福岡市 天神 貸事務所)からでした。