絵画、彫刻等の美術だけでなくアニメーションも
このシリーズでは私、禅院が数年前に関わらせて頂いたエストニアプロジェクトについてご紹介しています!
ということで、3回目のエストニア視察へ。
冬のタリンで催される本場欧州のクリスマスを楽しみつつも、今回訪問のメインである視察へと繰り出します。
参加者それぞれの要望から、複数の視察先を選定しています。
インキュベーション施設、行政機関、教育機関、民間企業など合計11箇所。
この日はタリンの新市街にある教育機関の視察に向かいました。
ここでは絵画、彫刻等の美術やアニメーションの教育を行っています。
交換留学を積極的に進めており、多様な国籍の若者を受け入れています。
アニメーションについては、3Dアニメーションのような現代的な技法はやや手薄であり、国の補助もあってストップモーション(コマ撮り)に力を入れている模様。
アニメーションとゲームコンテンツとの親和性を生かしたエンタテイメント事業のスタートアップを育成中とのことです。
インキュベーション施設との組み合わせで期待できる事業の可能性を感じました。
エストニア国内では日本のアニメに対する関心は高く、年に一度「アニマツリ」というイベントも開催され、多くの若者たちが参加しています。
日本からの留学生受入れや交換留学にも非常に前向きに進めたい意向があるように伺えて、日本企業にとっても大変有力な連携先となりそうです。
美術やアニメーションは食べ物同様、文化として口に合うかどうか、どの程度オリジナリティを残して、どの程度ローカライズするかが事業を作る上で大事かと思います。
教育機関の視察を終え、私たち一行が次の視察先へと向かいました。
ケーブルや無線を提供している会社です。
以上、大禅ビル(福岡市 天神 貸事務所)からでした。