人間、十人十色。それは価値観も同様である
本日は、とある大手企業の人事責任者様から教えて頂いた言葉をご紹介します。
「人間、十人十色。それは価値観も同様である」
です。
世の中には様々なタイプの人間がいて、色んな価値観があります。
自分と同じ価値観の人もいれば、180度違う価値観を持っている人もいます。
Aという事実に対して「良い」と言う人もいれば「悪い」という人もいるように。
同じ価値観を持っている人同士で共感し合うのは当たり前。
ですが、それだけだと逆に視野が狭く、物事の見方・考え方が固まってしまう恐れが出てきます。
共感の空間ばかりにいると、「自分はいつも正しい」という意識が強化されていってしまうし、自分と異なる考えを間違いと断定する慣性思考に繋がりかねません。
大切なのは、その異なる価値観や相手を批判するのではなく、最初から善悪の判断を交えずに、それはそれとして、
そういう考えがあることをありのままに受け入れ、例え理解できなくても、理解しようとする姿勢を放棄しないこと。
そうすれば思いがけない所から新たな学びを発見できるかもしれません。
同時に、相手の文脈に立って考えるスキルも身につくでしょう。
つまり「人の気持ちがわかる人間」になれるということです。
リーダーとなる人、親となる人、教える立場にいる人には特に求められます。
自分の価値観世界にとっての異物と接したり、受け入れたり、はたまた共生を試みたりするのはエネルギーが必要で、時には辛さや痛みを伴いますが、人生に面白さと刺激、そして深みを与えてくれるものでもあります。
私は、常にこの言葉を胸に持っております。
価値観には順位はありません。みんな違ってみんないい。
若輩者ですが、最近つくづく実感しております。
以上、大禅ビル(福岡市 天神 賃貸オフィス)からでした。