地主心得十カ条 福岡市 舞鶴 賃貸オフィス
私、禅院が出会ってきた深い名言をご紹介するコーナーです。
今回ご紹介するには、とある経営者の先輩から頂いた「地主心得十カ条」です。
頂いた当初はなんせ未熟者の若造でしたから
「今どきこんな昭和のような訓戒など・・・」
なんて思ったものですが、大禅ビルに入社して仕事で揉まれ、そして社長となった今、
この十カ条には賃貸オフィスの仕事において指針となる知恵が込められているものだと実感しています。
以下、ご紹介します。
※※※
地主心得十カ条
一、経営者としての自覚を持つべし
二、良き番頭は金の草鞋を履いてでも探すべし
三、競争の原理を働かせ、決して情に絆されるべからず
四、時流・市況の変化にアンテナを張るべし
五、安全かつ確実に旨とすべし
六、借地人には品良くてていねいに、そして強い姿勢で臨むべし
七、建物は息子、店子は嫁と思って接すべし
八、細かい作業に手を抜くべからず
九、常識と慣例は疑ってかかるべし
十、先祖を大切にすべし
※※※
不動産を保有するだけで儲かっていたかつてのバブルの時代と違い、
今日では不動産をいくら持っていようと、環境の変化に感覚を研ぎ澄ませ、迅速にキャッチアップしていかなければ生き残ることが難しくなりました。
バンバン新築すればいいでしょうが、弊社のような中小規模の築古にとってそれは簡単な話ではなく、だからこそより一層脳を絞った経営が求められています。
が、変化に対応することは大事ですが、振り回されるのとはまた違います。
混迷極まりない時代だからこそ、ブレない「芯」のようなものが益々大事になってきます。
でなければ例え変化したつもりでも、本来備わっている良さや個性を著しく損い、結果ほかの大多数と大して変わらない凡庸さに陥ってしまう。
この地主心得十カ条は、まさに変化に立ち向かう「不変」の心構えだと存じます。
弊社はこの十カ条に関してまだまだできていないところが多い。
引き続き気を引き締めて精進して参る所存です!
以上、大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)からでした。