プログラミングの優等国
世界最先端のデジタル戦略を国家政策に据えているエストニア。
エストニアのITへの舵切りは1991年の独立後に決定されました。
ハード面はもちろんのこと、ソフト面、つまり人材への投資が重要視されました。
まさに十年樹木、百年樹人のマインドをもって、人材育成を国家の大計に位置づけたのです。
エストニアでは7~15歳が小中一貫の課程となっており、9年間の義務教育が行われます。
プログラミング教育は7歳から早速始められます。
低学年ではプログラミングに興味をもってもらう目的で、
ロボットやゲームのプログラム、webデザインを楽しみながら学ぶ授業が行われるそうです。
恥ずかしながら私はプログラミングなる言葉を初めて知ったのは確実に7歳より後です・・・。
中学校では確かにパソコンの授業はありましたが、あまりまじめに受けず、楽しくも思えなかった記憶があります。
そして大人になってからも、プログラミングというものは一部の専門技術者が知っていればいい、
ITの仕事をやるのでなければ特に知らなくてもいい代物だといった程度の浅い認識でいました。
しかし、今の世の中を見渡すとどうでしょうか?
パソコンやネットが使えないと仕事はおろか、まともな生活すら難しい。
もっと時代が下れば、プログラミングぐらいできないと仕事も生活も難しくなる状況がやってくるのかもしれません。
ITリテラシーの「当たり前」がどんどん上がっていっているわけです。
今までの認識でいると取り残されてしまうぐらい世の中の変化は早い。
もちろんその進化に無理に追いつかなくても良いという意見もあるでしょう。
ただ、一つの事実として国策で幼少からプログラミングを教えているエストニアという国があり、彼ら自身の当たり前のレベルを形成していっている。
私はこの事実を知ってから益々エストニアという国への関心が高まりました。
以上、大禅ビル(福岡市 赤坂 貸事務所)からでした。