【大禅ビル・テナント様にインタビュー!】
公文式舞鶴3丁目教室 永末礼佳先生
2019年9月に大禅ビル1階にオープンした公文式舞鶴3丁目教室。
舞鶴小中学校の通学路沿いにあり、学校帰りに通ってくる子どもたちで今や大禅ビル(福岡市 大名 賃貸オフィス)は大賑わいです。
子どもたちの溢れる無邪気な明るさが、お堅いオフィスビルの新しい風景となりつつあります。
さて、今回は
「大禅ビル・テナント様インタビュー!」
と題しまして、教室長の永末礼佳先生に教室オープンのきっかけや、生徒を教えるうえで心がけていることついてお話を伺いました。
―くもん教室をオープンされた経緯について教えてください。
私も実は小さい頃にくもん教室に通っていました。
もともと父の知り合いがくもんの事務局でお仕事されていて、その方から
「教室をやってみないか?」
とお話を頂いたのがきっかけです。
一番下の三番目の子を産んで、ちょっと落ち着いたのもあって、ずっと好きだったアパレルの仕事を始めたんですね。
アパレルのお仕事はとても楽しかったので、教室のお話を頂いた時はどっちを取ろうかと、正直悩みました。
ご存知のように、舞鶴地区は舞鶴小中学校ができてから子どもの数がどんどん増えていってます。
舞鶴は私が生まれ育った地元でもあります。
「一人の母親として、地元の子どもたちを世話してあげられるんじゃないか?」
って考えたんですね。加えてくもんの事務局から教室運営のアドバイスも頂けるとのこと。
自分にとって転機だと思い、教室を開こうと決めました。
―永末先生は勉強は得意でしたか?
お恥ずかしい話、小さい頃はくもん教室はじめ、色んな塾に通っていたのですが、キャパオーバーになって一瞬で爆発しちゃいました(笑)
勉強に関して特別好きという気持ちはなかったですね。
勉強するのが面倒くさい、だから勉強しない、分からない、という感じの子どもでした。
でも、
「できる!分かる!」
と感じた時だけ、勉強は楽しかったですね。
それは自分の子どもを見てても分かります。
つまずいているから勉強が楽しくなくなってしまうんです。
逆にそれを解きほぐしてあげられたら、勉強はいつまでも楽しい。
私も勉強する気持ちにムラがあったからこそ、教室に通ってくるお子様たちが勉強に向かう時の気持ちをなんとなく想像できます。
―無理をさせてやる気を削いでしまわないことが大事なんですね。
大事なのは無理に難しい課題の与えるのではなく
「できる!」
という小さい体験をちょうどいいタイミングで積ませてあげることだと思います。
子どもってちょっとでもできると、めちゃくちゃ喜ぶんですね。
面倒くさい気持ちを感じさせず、本人にも気づかないところでステップアップの土台を固めてあげるのを心がけています。
―今どういうお子様が通われていますか?
オープンしてまだ2ヶ月ですが、有り難いことに20人弱のお子様が通っています。
兄弟姉妹で来ている子や、留守家庭学級が終わった後に来ている子もいます。
既に国語、英語、算数の3教科全部を受けている子もいますね。
無料体験学習でお子様を連れて教室に来られた親御さんが、
ほかのお子様たちが短期間で英語の発音が上手になったところや、一人机に向かって勉強している姿などをご覧になって、ぜひ通わせたいと仰る方が多いです。
―教え方で心がけていることはありますか?
くもんで大事にしているのは
「教える」より「導く」です。
答えに辿り着くまで自分で気づくように導いてあげる過程を大事にしています。
採点後に間違った答えをすぐに消そうとする子もいます。
でも絶対消しちゃだめで、間違った原因を気づかせるように導いてあげています。
根気強く2回、3回と繰り返していけば、問題を解くスピードがどんどん早くなって、正解率も上がっていきます。
間違った問題もこちらが指摘するよりも先に気づくようになればバッチリですね。
教え過ぎないように、どんなに小さなことでも、本人が気づくまでを自力でできるように仕向け、それができたらいっぱい褒めてあげるようにしています。
自力で勉強できるようになった子は、数日明けた次の授業の時に、前は読めなかった国語の長文が読めるようになったり、
宿題の量を増やしてもちゃんとやってくれたりと、目に見えて成長してくれますね。
それからお子様の現状や勉強内容は全て親御さんに共有しています。
短い期間とは言えお子様の人生に関わることですので、ちゃんと向き合いたい。親御さんと二人三脚で進めていければと思っています。
―年齢ごとで教え方に何か違いはありますか?
勉強に関して、子どもは年齢ごとに違う特徴を持っています。
教え方や学習目標の設定もそれぞれに合わせてアレンジしています。
●2~3歳
2~3歳の年少さん前のお子様は、まず鉛筆の持ち方、線の引き方、力の入れ方から教えています。
例えば10枚のプリントの宿題をやる際に、疲れないような鉛筆の持ち方をするという訓練を必ず入れています。
変な癖がついてしまうと勉強も疲れやすく、結果的に持続しません。
勉強に疲れにくい体の基礎を作っていく段階ですね。
机に向かって、椅子に座って、字を書く。
絵描き用の色鉛筆ではなく、黒鉛筆と消しゴムだけ使う。
勉強するとはどういうことなのか、勉強って楽しいことなんだと感覚的に覚えて貰えればと思っています。
●4歳頃
4歳の年少さんになると会話が上手になります。
ただ、お喋りは上手でも、発する言葉と文字がまだリンクできていないので、文字となるとまだ分からないお子様も多い。
算数で100まで数えられるけれど、数字で見てもまだ理解できないといったように。
根気強く繰り返して、意味と文字が結びつけばどんどん分かるようになっていきます。
街中の看板の数字や文字を勝手に読み出す子もいますね。
勉強する気持ちにまだムラが出やすい時期なので、勉強が楽しいと感じている時に勉強して貰えればそれで十分です。
無理に勉強量を上げなくても大丈夫。
むしろ勉強する意欲を覚えて貰う方が大事です。
●5歳頃
年中さんになるとできることがどんどん増えていきます。
楽しさに任せて、自分で勉強を進めていく子が多くなってきます。
自発的に勉強する能力が備わってきて、達成感を自覚できるようになりますが、勉強量が多くなっていくと、楽しい気持ちと面倒くさい気持ちが逆転する時が出てきます。
もう勉強したくない気持ちが前に出て来てしまう。
ですからここでは、できたことに対してとにかく褒めるように心がけています。
お兄ちゃん、お姉ちゃんになりたがっていて、自分と他人を比べようとする時期なんですね。カッコいいと褒められたい。
うちの教室では英語が一番人気ですが、ほかの子が言えない英語を自分が言えると、凄く嬉しそうします。
言えなかった子も言えるようになりたくて、一生懸命頑張るんですね。
それから自立心もだんだん育ってきます。
「今から勉強する」
というように、時間を使う意思を持つようになる子も増えてきます。
ですからその子が集中できる時間を把握して、そこに合わせて勉強のサポートをしてあげるようにしています。
●6歳頃
年長さんに関して、どうしても小学校入学までに勉強を間に合わせたい思いを持たれる親御さんがほとんどです。
気持ちは凄く分かりますが、内容をサクサク進めても、理解が伴わないと勉強自体が嫌になってしまいます。
勉強をまず好きになって貰う、大人が見ていなくても自分で勉強ができる。
こうした基礎を焦らずに固めるようにしています。
この時期のお子様は年中さん以上に、スポンジのように知識を吸収していきます。伸び方がぐーんと大きい。
●小学校1~2年生
ちょうど学校に慣れてきた頃です。
一人でも集中できて、机の前に座って勉強できるお子様がほとんどです。
集中力が育ってくる時期です。
そこで当教室では学校の授業時間よりも短く、1教科あたり15~20分、長くても30分を目安に教えています。
勉強時間の長さより、短い時間でもどれだけ深い集中力を発揮できたかを重視したいからです。
短い時間でパッパっと勉強した方が、結果的に課題が早く終わらせる子もいます。
●小学校3年生以上
「分からない」というサインを見逃さずに勉強の様子をちゃんと観察します。
例えば同じ間違いを繰り返ししてしまった場合に、なぜ間違いをしてしまったかを確認します。復習などを実施して自分で気付けるかどうか様子を見ていきます。
―最後に親御さん方に向けてメッセージをお願い致します。
私も同じ年頃の子を育てている母親ですから、親御さんの気持ち、悩みに共感できる部分は少なくないと思います。
生徒の保護者と先生という関係ではありますが、同じ親同士、ママ同士ですので、気軽に色々相談に乗れたらと思います。
私も皆さんが家でどういう風に子どもたちの勉強や生活を見ているのか、ぜひ知りたいです。
小さな教室ですが、舞鶴の子どもたちにとって学ぶ楽しさを身につける空間にできればと思っています。
いつでも見学大歓迎です!
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