出雲神社
大禅ビル(福岡市 大名 賃貸オフィス)として参加させて頂いた福岡市ビルディング協会の研修旅行で、出雲神社(出雲大社)に行ってきました!
深い木々に囲まれ、静謐さをたたえた神聖な空間。
さすが神さまたちの集う大社(おおやしろ)、普通の神社を一線を画す別格感を醸し出しています。
神代の時代から続く息吹とは、こういうものでしょうか・・・。
どーん!
見てください!このふとましい巨大注連縄!
全長13.5メートル、重量4.5トン。
その大きさは日本最大級!壮観の極みです。
数年ごとに取り替えるそうで、まるで巨人が編んだかのような注連縄ですが、
実は「注連縄の町」として知られる島根県飯南町で1000人もの町の方が1年もかけて編み上げていくとのこと。
『古事記』曰く
「高皇産霊尊(たかみむすび)は国譲りに応じた大己貴命(おおなむちのみこと=大国主大神)に、
汝の住処となる天日隅宮(あめのひすみのみや=いまの出雲大社)を、千尋もある縄を使い、柱を高く太く、板を厚く広くして造り、天穂日命(あめのほひ)に祀らせよう・・・」
といった意味の記述が残っており、この中の「千尋もある縄」は「長い長い縄」を意味しています。
今に伝わる巨大注連縄を思わせますね。
時空を経て人の心を今なお動かし続ける伝統の力強さを感じます。
そしてこちらは彰古館(しょうこかん)。
本殿の裏手にひっそりと佇み、左右の均整が美しい品格が漲る二階建ての楼閣です。
大正時代に出雲大社の宝物殿として建てられました。
正面玄関は切妻造り。出雲大社の境内にあって、寺社建築のエッセンスが光る建物となっています。
彰古館では出雲大社に伝わる様々な資料や大黒様の像などが保管・展示されています。
なぜ出雲大社で大黒さま?と言いますと、
出雲大社の御祭神「大国主大神」は神道の流れの中で「大国さま」として信仰を集めていましたが、
それが民間信仰の七福神の「大黒さま」と徐々に習合していったため、大国さまも大黒さまとして信仰されるようなったからです。
伝統の総本山のような場所ですが、一方でこのような緩さ、おおらかさもちゃんとあるんですね。これも含めて、実に日本らしい。
小粒な発見がいっぱい散らばっている出雲大社でした。
いずれはプライベートで参拝したい。