友泉亭
福岡の城南区に「和の極み」を堪能できる知る人ぞ知るスポットがあります。
それがここ、「友泉亭」。
黒田藩の第6代藩主・黒田継高の別荘として、江戸時代中期に作られた本格的な池泉回遊式日本庭園です。
「泉」という名前の通り、庭園の池の美しさは素晴らしく、中央の池を囲む散策路を巡りながら四季折々の鮮やかな自然を楽しめます。
深緑の映える木々をはじめ、梅、藤、つつじ、花菖蒲、金木犀、椿などの花が彩り、そして秋には紅葉が庭園を染め上げるのだそう。
景色だけではありません。
明治初期に建てられたという本館の大広間は、純和風の世界を思う存分味わえる数寄屋造りになっています。
床に寝っ転がり、美しい風景と時間を贅沢に楽しみ、菓子付きのお抹茶に舌鼓を打つ。
福岡は都会!とばかり思っていましたが、まだまだ深堀りが足りてなかったようです。
福岡人でありながら、こんなに素晴らしいところを知らずに過ごしてきたとは!
これが風情というものか・・・
こうした「和」のど真ん中を味わえる機会はあるようで意外になく、福岡市のビルディング協会の研修会で行ったのですが、むしろたっぷり癒やされて帰ってきた次第です。
日本人だけでなく、海外の観光客の姿もちらほら。
友泉亭は数百年経っても、今なお人に豊かさをもたらしてくれる不動産であり続けています。
もちろん庭園である友泉亭と、レンタルオフィスである大禅ビル(福岡市 舞鶴 貸し事務所)とでは、不動産として求められる役割はそれぞれ違っていますが、
お客様に与える
「不動産としての価値」
との向き合い方は同じだと思います。
長く愛される不動産は、友泉亭のように長く残っていく不動産となるでしょう。
大禅ビルはいつまで皆さんから相手にされるのか?
今一度大禅ビルの在り方について考えさせられて研修でもありました。