袖看板撤去工事
皆さんは袖看板って聞いたことありますか?
これは道の左右から来る歩行者にアピールするため、ビルの壁面から垂直に突き出すように設置された看板です。
街を歩いているときっとよく目にすると思います。
だいたい2階以上の高さに取り付けられ、遠くからもよく見えるにできていますよね。
これをマーケティング的には
「視認性が高い」
と言います。
さて、弊社大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)も袖看板を設置していました。
弊社としましては、営業用途というより、テナント様のお客様が大禅ビルに来訪される際の目印としての目的が大きかったのですが、
先日、他社の建物に長年取り付けられていた袖看板が老朽化によって落下し、不慮の事故に繋がったのを知った時は大変な危機感を感じました。
「これは他人事ではない・・・早急に手を打たねば」
大禅ビルの袖看板は実際に老朽が進んでいたのです。
迅速な撤去のため、まずは袖看板設置していたテナント様に事情をご説明の上、ご納得頂きました。
その上で、どうしても看板が必要なお客様に関しては特大シールなど落下事故の危険性のない代替案などの提示をさせて頂きました。
続けて、袖看板の撤去工事です。
弊社取引先の一級建築士様にお願いをして早急に段取りして頂きました。
その後、業者の方々が特殊な工具を使いながら、安全な方法で袖看板を撤去しました。
工事の一部始終を拝見していたのですが、その手捌きと連携プレーが素晴らしく、素直に感動を覚えました・・・。
あれよあれよと気付けば作業を無事終えてひと安心・・・
と思っていましたら、ここで一級建築士様より一言
「この切断部分の箇所を見てみて下さい。この腐食具合からしていつ落下してもおかしくありませんでした。
本当にこのタイミングで撤去して良かったですね」
もう冷や汗ものでした・・・。
今回はリスクを回避できたからよかったものの、本来はもっと早くに手を打つべきことでした。
経営者としての意識不足に反省した次第です。
あらゆる情報収集と迅速な決断によるリスクマネジメントの大切さを身に染みて再確認しました。
今後も安全第一をモットーにビル管理を心掛けて参りたく存じます。