玄関リニューアル工事-石膏ボード打ち
今年実施しました大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)の玄関リニューアル工事について引き続き書いていきます。
今回は「石膏ボード打ち」についてご紹介します。
はて石膏ボードを工事のどこで使うの?
と思われるかもしれませんが、それもそのはず、石膏ボードはまさに縁の下の力持ち、大切な役割を果たしながら人目に触れないという、ニクい役どころを担ったヤツです。
防火性、遮音性等の特徴を持ち、更に、寸法安定性、工事の容易性、経済性にも優れています。
「なくてはならない建材」、それが石膏ボードです。
これを壁の内側に貼るだけで、防火性と遮音性といった機能性が建物の壁に備わるというわけです。
しかし貼ると言いましたが・・・
紙のようにペラっと貼るわけではなく、実物を持ってみると非常に重たいです!
それを職人さんたちは、巨大なホッチキスのような機械を使い、「バチン!バチン!」とけたたましい音を上げながら固定していきます。
私もかつて現場でこの機械を扱ったことがありますが、想像以上に反動が強烈で慣れるのに一苦労した記憶があります。
素人には取り回ししづらいその機械を、いとも簡単に取り扱う様子から職人魂を感じました。
石膏ボードは、最終的な仕上げの段階では人目に見えない形で仕上がります。
逆の言い方をしてしまえば、目に見えないため手抜きをしてもバレません・・・。
しかしながら、私は思います。
目に見えない所こそしっかりと手を抜かずにやり抜くのがプロであると・・・。
職人さんの方々、そして弊社のパートナーであります一級建築士とインテリアコーディネーターの御二方は、壁の表も裏も、人目に見えようが見えまいが、徹底して素晴らしい仕事をされます。
弊社が他社ではなくここにお願いする理由は、もちろん長年の付き合いもありますが、こういった生真面目さを一貫して持っておられて工事に臨んで下さるからでもあります。
本物のプロの皆さんのお陰で、大禅ビルは築古でありながらも、長年にわたりテナントの皆さんのお役に立てられているのだと思います。