―外壁補修・足場組み立て―
引き続き大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)の外壁補修について。
いよいよ工事スタートです!
まずはビル外壁補修にはなくてはならない足場の組み立てです。
足場を設置することにより、脚立やはしごなどでは届きにくい所にも手が届き作業を行うことができます。
また作業者は安定した場所に立って作業を行えるので、作業効率が上がり丁寧な仕事をすることができます。
そして今回のように外壁塗装などを行う場合には、足場にネットを掛けることにより塗料が近隣住宅へ飛んでしまうことを防止することができます。
安全面や作業効率の面、近隣住宅への配慮を行うという点からも足場設置はとても重要な作業の一つになります。
そして何よりも、足場組みは単に施工のための移動通路づくりではなく、職人さんの安全、つまり命を守る大切な工程です。
そのため、組み立て時の現場の雰囲気は真剣そのものです。
ある程度足場が高くなり作業面積が広くなったら、足場の躯体からビルの外壁に杭を打ち込んで足場を固定しなくてはなりません。
この足場に杭を打ち込む際はかなり大きな音、もとい爆音を撒き散らします。
そのため、極力テナント様や周辺の皆様にご迷惑をお掛けしないよう事前に杭を打ち込む時間帯をお伝えするなど対応させて頂いております。
外壁の杭跡は工事完成時に補修されます。
この足場の組み立ては正直に申し上げてお金が掛かる工程です。
建物の高さが高ければ高いほど値段が高くなりますし、施工面積が広い時は足場の設置・解体だけでも数日間要することもあります。
器材の量だってトラック数台分とばかになりません。
しかし、この足場無くして外壁補修はできません。そして職人さんの命を守るという重要な役割を担っていますので、負担すべきコストは負担していくべきと考えております。
さて、あれよあれよと言ううちに外壁を囲むように足場が組み立てられていきます。
まるで大きなプラモデルを見ているようでわくわくします。
にしても金属の器材がガッシャンガッシャン組み合わさっていくメカニック感は、どうしてこうも男の子の心をくすぐるのでしょうか。