―「不動産屋さん」って、どんなお仕事?―
売買業務
大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)の片隅から不動産の話をつらつら書いていきます。
今回は「売買業務」です。
ある土地や建物が適正に運用されておらず機会損失を生じており、逆にちゃんと運用されていれば収益が見込める場合、
物件ごと不動産会社で購入し取得してしまうという選択肢もあります。
あるいは、自社所有の物件を購入したい人がいれば売却します。
これらが不動産の「売買業務」になります。
住居購入のほかに、よく不動産売却のケースとして挙がるのは相続対策ですね。
一般的な相続財産の中で、金額的に大きい割合を占めるのが不動産になりますので、
かかる税金も往々にして大きいものになります。
不要な税金負担を出来る限り避けるための相続対策として不動産の売却を検討されるオーナーさんもおります。
ちなみに不動産は保有するだけで「固定資産税」がかかります。
税率は不動産の種類(商業地、宅地、農地、更地など)によって異なりますが、いずれにしましても購入する側は不動産の管理運用、更に購入後の税金面も考慮したうえで
購入検討されてほうがいいですね。
概ね、不動産売買は以下のような流れで進めていきます。
① 購入申し込み
② 諸条件の確認・合意、契約日設定
③ 売主承諾
④ 重要事項説明
⑤ 売買契約・手付金支払
⑥ 所有権移転、引き渡し
⑦ 残代金支払
この中の聞き慣れない「重要事項説明」というのは、宅地建物取引法で決められている契約時に必ず行われるもので、
購入予定の物件(物件がちゃんと特定できるか、権利関係が絡んでいないか、法令、インフラ整備状況、利用・管理・修繕のルール、利用制限、費用負担など)や取引条件に関する重要事項が説明されます。
このような説明を丁寧に行うことで、買主が正しい判断のもと購入できるようにするんですね。
大禅ビルはレンタルオフィス業ですので直接売買業務を行っているわけではありませんが、売買業務に関わってらっしゃる不動産関連の方ともお付き合いが多々ありますので、
抜かりなく業界知識も抑えております!