―飯田屋敷の大銀杏―
銀杏、治療中。
赤坂にあります中央区役所の斜向いに、いつも気になっている空間がありました。
マンション建設予定地なのですが・・・ここのすぐ隣の空間です。
そうこれ!
「飯田屋敷の大銀杏」です。
大禅ビル(福岡市中央区舞鶴の賃貸オフィス)から歩いて約10分といったところでしょうか・・・
舞は以前から知ってましたが、なんとなく気になるとは思いつつ、わざわざ足を留めて見ようとはしませんでした。
この際、いい機会ですのでレポしちゃいましょう!
さて、ここの大銀杏の由来を見てみますと、
どうやらここはそもそも、旧黒田藩の家臣の飯田覚兵衛直景という人物を祖とする、
飯田家の屋敷跡地だそうです。
もとともは肥後の加藤清正の元で、侍大将を勤めていたようです。
侍大将は、今で言うとなんでしょうか・・・キャプテンのようなポジションでしょうか?
いずれにしろとても腕の立つ有名なお侍さんだったんですね!
そして銀杏は、覚兵衛が主君の清正を偲んで、自分が建設に関わったあの「熊本城」の苗木をここに移植したのが始まりだそうです!
なんと、この銀杏は熊本から来たんですね!
樹齢もかれこれ400年で、歴史というか、ここで説明を読んでいる舞も含めて、人の不思議なご縁を感じますよね~
にしても銀杏って400年も生きる植物なんですね・・・これも初耳です。
でも、さすがに銀杏さんもご高齢なのか、幹の中身がだんだん空洞に変わっていっているので、
空洞になった内部に近い遺伝子を持つ銀杏を植えて、あわせて土壌改良など行いながら「再生治療」が施されています。
なんと、100年計画で実施されるそうです!
たった一本の木にこれだけのお金と時間を・・・と思われますが、
これはとても大事なことだと舞は思います。
なんでもかんでもお金とか、コストとかで評価するのってつまらないですし、
この木があることで、地域の歴史を思い出すきっかけにもなります。
うまく言えませんが、うちの地元にこんな歴史があるよと、
自分のうんちくも含めて(笑)
誰かに自慢できるのって素敵なことだと思いませんか?
切り倒すとか簡単だったはずに、手間かけて残してくれる企業さんに拍手ですね^^パチパチ