―元少年科学文化会館―
子供たちの、夢の跡。
舞鶴の子供たちの成長を長く見守ってきた場所がまた1つ、その歴史に幕を降ろしました。
「福岡市立少年科学文化会館」です。
昭和46年の開館から実に46年!子どもが親になるくらいの年月ですよね。科学の展示や体験、それからプラネタリウムも人気を集め、累計1100万人以上の来館者数を記録したとか。
宇宙や鉱物、昆虫の展示、鉄道模型、ロボットなどなど、それからアマチュア無線の無線局とドーム付きの天体望遠鏡もあったのです!
実験室や音楽室、美術室もあり、定期的に芸術教室や科学教室も開催されていました。まさになんでもありの四次元ポケットのような場所でした。
小さい頃親に手を引かれ、ここを遊び回った今の親たちも多いんではないでしょうか。
そんな、私たちの思い出の故郷としても、夢と想像力のディズニーランドとしても愛されてきたここも、老朽化と耐震性を理由に2016年に閉館しました。
広大な跡地は2017年の今では舞鶴小中学校のグランドとして活用されています。
形を変えて今度は子どもたちの遊び場として、これから子供たちの成長を見守る空間となっていくでしょう。
そして、科学文化会館は装いを変えて「福岡市科学館」として九州大学六本松キャンパスの跡地に、2017年10月から開館しております。
形を変え、場所を変え、人々の生活と人生に関わり、そこに住む人々の風景の一部となって、思い出の故郷となってゆく。
そんな風に人々と関係を創っていく土地と建物のお仕事って、とっても素敵だなと思いました。
私も、ここ大禅ビル(福岡市中央区舞鶴の賃貸オフィス)で頂いたインターンの機会に感謝しながら、頑張っていきたいと思います!
少年科学文化会館さん、今までお世話になりました!本当にありがとうございました!