1階原状回復-Pタイル貼り
引き続き大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)1階の原状回復工事についてご紹介していきます。
長年ビル1階のワンフロアごとお借り頂いていたテナント様のご退去に伴い、原状回復工事を行います。
さて、残存物の撤去も終わり、いよいよ原状回復工事の最大の山場・Pタイル貼りです。
Pタイルの貼りの一番のポイントは、いかに平坦な状態で接着できるか、その一点に尽きます。
特に今回のように古いPタイルを剥がした後の床では凸凹だらけ。
ここに更にPタイルを貼るとなると、まずは床にモルタルを塗って平坦な状態に仕上げることが必要です。
さすがは職人技、平らに、均一にモルタルを塗っていきます。
モルタルを乾かしたのち、床のゴミや汚れを取り除きます。
ごみや汚れが残っていると、フロアタイルの浮きや、接着不良などが起こり、きれいに仕上がらなくなってしまいます。
Pタイルを貼る際も、床をいくつかに区画分けし、Pタイル一枚一枚、辺を合わせて慎重丁寧に貼っていきます。
この工程はとても時間がかかります。
というのも今回の1階の原状回復はほぼワンフロアの面積にPタイルを貼り替えるからです。
古いPタイルを剥ぎ、地面を水平にするためにモルタルを塗ります。
そのモルタルが乾くまでは当然のことながらその上を歩けませんから、他の作業もできません。
モルタルが乾くまでの時間は、温度や湿度によっても左右されるので時間が読みにくく、一方では工期が決まっています。
少しでも早く乾かせるために巨大なサーキュレーターで風を送って乾くのを待ちます。
作業が延びた場合、職人さんたちの作業が夜中まで続くこともしばしば。
危険の伴う作業ではないものの、Pタイル貼りの作業は部屋の見た目、つまり「価値」を決める大事な大事な工程なのです。