黒パン
このシリーズでは私、禅院が数年前に関わらせて頂いたエストニアプロジェクトについてご紹介しています!
エストニアへの初渡航を果たした後、エストニアビジネスの可能性に刺激された我々は一段とビジネスを具体化させていくべく2回目の渡航を敢行、
ビジネスマッチングはじめイベントを開催し、成功裡に終わりました。
鉄は熱いうちに打て、とばかりに早速3回目のエストニア視察企画が立ち上がり、日本で視察団が結成されます。
さて、冬のタリンで催される本場欧州のクリスマスの雰囲気を楽しみながら、私たちはあるグルメを求めてパン屋に向かいます。
それは
「黒パン」
です。
日本の一般的なパン屋ではとんとお見かけしない種類のパンですが、エストニアで非常に流通しており、国民食とさえ言ってもいい。
塩っ気がクセになる味です。
そんな黒パンに、贅沢にも焼きたてをたっぷりのバターと共に頂きます。
「パンって、こんなに美味しいものなんだ・・・」と、感動させられました。
今までに食べたことのない旨さ。コンビニなどで売ってるパンとはわけが違いました。
黒パンの原料はライ麦です。
昔、ふわふわの白パンは王族や貴族たちが食べる高級品で、一方黒パンはどちらかと言えば庶民の食べ物。
栄養価の高い保存食として食べられてきました。
農家ではパン屋にライ麦を持って行き、数ヶ月分のパンを焼いてもらったのだそうです。
黒パンは、焼いてから一週間も経つと斧で割れないほどカチコチに固くなってしまうのだそう。
あまりに固いので細かく割り砕き、シチューやワイン、スープや水などに入れてふやかして食べていたそうです。
ただ、それは昔の話。
私たちが頂いた黒パンはふわっふわで香り高く、美味そのものでした。
日本では食べられないだろうか・・・。
弊社の大禅ビル(福岡市 天神 貸事務所)にそんなパン屋ができたらと妄想してしまいます。