親→子→孫
本日の内容は、上記に関して私のことを息子のように可愛がって下さっている東京の建築士兼不動産オーナーのK社長に教えて頂いたことです。
私は、日頃から公私にわたり、K社長には大変お世話になっています。
ある時K社長に
「私がK社長のために何かできることはありますか?」
と尋ねたことがあります。
するとK社長は満面の笑みで
「私には返さなくて良い。数十年後、私に万が一のことがあった時はオレの息子を頼むよ!」
とおっしゃいました。
その時私は鳥肌が立ったのを今でも覚えています。
自分への見返りなんて求めない、返してくれるなら自分の後に続いていく者にやってくれ、というK社長一流の粋な心遣いに痺れました。
さり気なく覗かせる無私の心、と言ってもよいでしょう。
そして私にとっては、恩を頂いた人に恩を返すのではなく、受けた恩をまた別の人に送る恩送りになるわけです。
自分の幸せは、人のお陰様。
全ては誰かの助けの上に成り立っています。
恩を返すはもちろんしていくべき。
でも、恩と恩の繋がりをもっと広がって貰うには恩送りが一番です。
恩を誰かに送り、その恩がまた誰かのためとなり、人を超え、場所を超え、世代を超え、人と人の間を巡っていく。
幸せはそうして、人と人との利他の繋がりの中から醸成されていくものなのかなと思います。
K社長からご子息のことを頼まれたからには、先輩としても友人としても、精一杯力添えを致す所存です!
ご子息への恩送りである当時に、K社長への恩返しでもあります。
将来、K社長のような立場になった時に、世話した若い方々にさらっと同じような振る舞いができるよう、器を磨いていこうと心に誓いました!
以上、大禅ビル(福岡市 赤坂 貸事務所)からでした。