美しい笑いは家の中の太陽である
皆様、こんばんは!!名言の深読みby AZの時間でございます。
本日の内容は、イギリスの小説家であるウィリアム・メイクピース・サッカレー (1811~1863)から学ばせて頂いたことをご紹介します。
サッカレーは破天荒な人です。
学生の時から詩を投稿したり、文学青年の顔を覗かせる一方、賭博に熱中しすぎて大学を中退、ヨーロッパ各地を旅して自由奔放な生活を送ります。
亡き父の遺産を利用して投機や週刊誌の出版、はたまた画家として身を立てようと試みますが、運が悪いのか、才能がないのか、いずれも失敗に終わり、
そこへ遺産を預けてあったインドの銀行代理店の倒産が重なり、ほぼ無一文になってしまう。
結婚を機に新聞社の通信員となるものの、わずか2年で退職。食いつなぐために評論や小説などを手当たり次第投稿していました。
しかし、人生を追い詰められながら作品を書いていくうちに30代で頭角を現すようになり、作家として地位を確立していきます。
さて「美しい笑いは家の中の太陽である」という言葉ですが、ポイントは
「美しい」
という形容詞にあると思われます。
笑いにも様々な種類があります。
誰かを馬鹿にして鼻で笑う
嘘をついて気まずそうに笑う
サッカレーが言う「美しい」という形容詞は、そうした不純な笑いを除外したかったのではと私は思いました。
サッカレーと私とで百数十年ほど生きる時代が異なっていますが、人間を観察する視線の深い方だなと、共感深い気持ちになりました。
家でも会社でも皆様の前でも「美しい」笑顔でいられる人間でありたい。
そんなことをしみじみ感じましたね。
本日の内容は、以上になります。
ここまでお読み頂きまして、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
以上、大禅ビル(福岡市 赤坂 賃貸オフィス)からでした。