社長就任お祝い―熱き指導者K様
私、禅院昭の大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)社長就任にあたり、お世話になった方々をご紹介していくシリーズです。
続いてご紹介するのはK様です!
社会人に成り立ての時に私をビシバシ鍛えて下さったK様。
今だからこそ言えますが、当時は超がつくほど大っ嫌いでした・・・
私は、大学生の時からとにもかくにも事業への意欲が強くて、経験も能力もないのに、プライドだけは一人前でした。
(だから全然成功もせず失敗続きでした・・・)
一時は、普通の就職活動をしようとも考えていましたが、色々と考えた結果、ありきたりなレールに乗るのをやめにしたのです。
大学卒業後は、不動産関係の国家資格を取得するために専門学校に通いながら、これはいける!
と思っていた事業を細々しておりました。
若気の至りという言葉がぴったりで、事業は次々と失敗していきました。
一方では、勉強には専念できたため、国家資格は取得でき出来たのです。
不動産関係の国家資格を取得したので、その関係の仕事探しでもしよう!
と思っていた矢先に父から
「知り合いの不動産会社で修業してみるか?」との提案。
それはいいな!と話に乗りはしたものの、諸事情あって就職前にあえなく破談。
さぁ、どうしたものかと思っていた時に、父から別に勧められたのがK様の会社でした。
K様は、一級建築士でありながら工事現場も自ら回るという変わり者で、父が気に入っていた経営者でした。
いい勉強の場を貰えたという程度の気持ちでK様の会社へ。
しかし出社初日から甘ちゃんであった私は面食らってしまいます。
「オレは、お前を社長の息子と思わずに接する。甘えるなよ。覚悟しておけよ。」
出し抜けにこの言葉で殴られ、もうそれからはメンタルとプライドをズタズタにされまくり日々でした。
工事現場ではゴミ拾いや荷物片付け、力仕事に加えてパシリまでやらされ、何かにつけて怒鳴られて悔しさで一杯でした。
血の気が多い私は何度か我慢できずに怒鳴り返すこともありましたが、本物の経営者であるK様には太刀打ちできるはずもなく。
その後、K様云々というよりも色々な事情あって彼の元での修業は予想よりも早く終わりました。
ですから、しばらくはK様が大っ嫌いで仕方なかったのですが、その後私自身が創業やトラブルなど経験を重ねる中でいつしかその感情は変わっていきました。
世の中は本当に、自分が思っているほど甘くはなかったです。
その事実を、嫌われる覚悟でビシバシ指導して下さった本気の熱い方であったのだなと改めて気付きました。
当時は、ぶつかり合った仲でしたが、今は弊社の大切な取引先様です。
現在、大禅ビルのテナント様であられます。
そんなK様から私が社長就任した際に、真っ先に
「就任おめでとうございます。御祝いさせて下さい、よっ社長!」
という言葉と共に加賀屋にお連れ下さいました。
本当に嬉しかったです。
K様の厳しい指導のおかげで業者様との関係の大切さや職人様との接し方などを学ばせて頂きました。
どれもこれも教科書では決して教えてくれない、現場で戦ってきた者だけが体得できる学びばかりで、背骨となって今の私の社長業の支えています。
これからもどうぞ末永く宜しくお願い申し上げます!