玄関リニューアル工事-養生
今年実施しました大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)の玄関リニューアル工事について引き続き書いていきます。
さて、玄関リニューアルの一番の目的は、玄関のイメチェンといってもよいでしょう。
もっと高級感溢れる明るい玄関に!ささやかですが、長年抱いてきた夢がついに実現できます。
そのため壁には新しくペンキを塗るのですが、周囲を汚さないために「養生」を施します。
養生とは・・・
工事や引越しなどの作業中に、作業の対象物の周辺物を汚れや傷から護るため、クッションやカバーなどを張る作業です。
壁にペンキを塗るので、下に滴る可能性は十分あります。ペンキは一旦ついてしまうと取れませんので、それを防ぐため床にはビニールシートを隙間なく張っていきます。
一口に養生といってもどこからどこまで施すかという範囲はあります。
今回の玄関リニューアル工事の場合、目に見える範囲ほぼ全ての天井と壁をペンキ塗りするため、養生する範囲も広くなります。
さて、養生する際はテープで止めるのですが、そのテープの跡がベタベタ残らないよう、テープの貼り方まで工夫がされています。
むやみに床に貼っていくのではありません。
養生のシートをしっかり固定するのも大切ですが、出来るだけテープの使用を最小限に抑えるのも大事だそうです。
いかに仕上がりを美しくできるか?
ここにフォーカスして作業の一つ一つが考え抜かれているように感じました。
養生する範囲が広くなればそれだけ準備の手間が掛かってしまいます。
ビニールシートを一枚一枚、丁寧に貼っていかれる職人さんの手際のよさ、毎度のことながら惚れ惚れしてしまいます。
そんなに惚れるんだったら、職人さんになればいいじゃないと言われそうですが、残念ながら手先はとんと不器用でして・・・
餅屋は餅屋に、ということでしょう。