校正作業
さて、前回に引き続きレンタルオフィスの大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)が取り組ませて頂いた一大(?)プロジェクト・クレイアニメの制作秘話に迫っていきます。
クレイ作成の中盤からいよいよ感動の終盤へ!
撮影枚数4,000枚超という峠を、気力のみで乗り切った我々は、満身創痍になりながら早くも達成感を噛み締めていましたが・・・・・・
もう一つ、峠が現れたのです。
それは「校正作業」
何せ素人集団の作品、どんなに気をつけて撮影していたとしても抜け漏れ間違いは必ずあります。
というわけで、画像の撮影品質、さらに画像同士の動きの繋がりをチェックしていきます。
4,000枚超を。。。
私たちは再び4,000枚超という絶望に挑みにいったのです。
一眼レフ上でパラパラ漫画のように、通しで最初から最後まで画像を流しながら確認していきます。
そしたら出るわ出るわ・・・・・・
動きの違和感、カットの漏れなどなど。
特に、気をつけねばならないのがピントボケ。
綺麗に撮影したつもりが若干の揺れによってボケている箇所があると、そこだけ違和感ある動きになってしまい、キレイでスムーズなアニメーションにならないのです。
大禅ビルくんがシャキシャキ動いていると思っていたら、一瞬だけピンぼけ大禅ビルが現れたり、前後の画像の動きからずれた位置にクレイがあったりと、細かい修正点がポロポロと見つかってしまう。
クレイの作り直し、撮影し直し、私たちは再び心を無にして夜な夜な校正作業をやり抜きました。
あと一年はかかるんじゃないか?もう完成できないんじゃないか?もう100%は目指さずに切りの良いところで・・・・・・
またしてもクレイ地獄を前に、心が折れかけた私たちでした。
でも、もう既にこれだけ時間を労力かけたのだから、限界までやり切ろう。
手を抜いて半端な作りで妥協してしまうと今までの全てが無駄になってしまう。
状況が厳しいほどに、逆に私たちはこの思いは益々強くなっていきました。
あるいは既に大きな峠を一つ越えたおかげでメンタルのタフ度がアップしてからでしょうか。
やったれ!そんな気持ちだけが私たちのエンジンとなり、
期せずして日本が誇るべき職人魂の一端を、私たちは体現してしまったのかもしれません。