旧市街地散策
このシリーズでは私、禅院が数年前に関わらせて頂いたエストニアプロジェクトについてご紹介しています!
さて、
「百聞は一見にしかず」
ということで、いざエストニアへ!
タリンに降り立った我々一行ですが、観光の目玉・旧市街へと繰り出しました!
旧市街は1997年に世界遺産にも登録されているほど、歴史が濃厚に薫る人気スポット。
もともと「タリン」は「Taani Linn(ターニリン)」に由来し、「デンマーク人の城塞」を意味していたそうです。
つまり軍事拠点だったんですね。
この町がまだ「ターニリン」でなかった頃、ドイツ人から長い間「Reval(レヴァル)」と呼ばれていたそうです。
これはエストニアの地名「Revala」に由来しています。
地元の人にとってこの「レヴァル」は懐かしさを思い出させてくれるワードだとか。
タリン旧市街は主に二つのエリアに分けることができます。
一つは「トーンペア地区」。
名前は13世紀に建立された「トーム教会」、「頭」を意味する「ペア」に由来しています。
つまり「トーンペア」とは「トーム教会のある丘」を意味します。
日本でも城を中心に城下町が作られていくように、ヨーロッパでも教会を中心に町が栄えていきます。
トーンペア地区はトーム教会とトーンペア城周辺に広がり、国会議事堂(トーンペア城)、首相官邸といった行政機関が建ち並んでいます。
もう一つのエリアは下町地区。
こちらは商業区ですね。
お土産やレストランで賑わう繁華街となっています。
なんと山の手地区と下町地区は城壁で隔てられ、適用される法律も違っているのだそう。
旧市街を歩いていると、現実離れしたおとぎ話の国を歩いているような感覚に囚われ、目が忙しすぎて風景を追えないほどに。
ああ海外に来たなと、実感させてくれる、刺激的に美しい異国情緒がそこにありました。
以上、大禅ビル(福岡市 大名 貸事務所)からでした。