島根県-料理
大禅ビル(福岡市 天神 貸事務所)として福岡市ビルディング協会の研修旅行に参加して、島根県に行って参りました!
旅の楽しみ・・・それはズバリ、ご当地グルメ!
今回は島根で出会った素敵なグルメたちをご紹介します。
個人的にはまず「お茶漬け」を挙げたいと思います!
確か鯛茶漬けとして出されたかと記憶していますが、私の知っている鯛茶漬けとは見た目も味も、食べ方も違っていました。
「鯛めし」というと、少なくとも福岡では鯛の切身をお米と一緒に土鍋で炊き上げた料理を想像します。
けれど島根のお茶漬けは蒸した鯛のそぼろ、裏ごしした卵の黄身と白身、
ワサビ、大根おろし、ネギ、海苔といった薬味を炊きたてのご飯の上に乗せ、秘伝のダシをかけていただくのです。
なるほどこういう鯛茶漬けの食べ方もあるのか!
上品な和風ダシが、ご飯と細かくした具材を包み、旨さが一体となって口の中に広がります。
ものすごく美味しかったです。
それから言わずと知れた日本三大そばの一角
「出雲そば」。
出雲そばの特徴として挙げられるのは「色の黒さ」。
そばの実を黒い皮ごと挽いてつくられています。
もともとは成長の早い救荒作物として、平安時代から出雲で栽培されていました。
でもその時はまだ今のような麺ではなく、そば粥やそば団子として食べてられていて、そばが麺になったのは江戸時代からだそうです。
香りも豊かで、そば本来の甘みが味わえる一品。
ナイスでした!
そして外せないのが全国的に有名な「隠岐牛」。
手つかずの大自然が残る隠岐島で育てられる隠岐牛は、年間の出荷数はわずか120頭!
まさに幻の黒毛和牛。品質はもちろん日本トップクラスです。
これをステーキで贅沢に頂く!幸福の極みですね。
最後に「ぼてぼて茶」。これも島根ならではの郷土料理です。
もとは出雲のたたら製鉄の職人たちが過酷な作業の合間に、立ったままパパっと食べられる労働食が起源だと言われています。
煮出した番茶を筒茶碗に注ぎ、長めの茶筅で泡立てるのですが、
この泡立てるときの「ぼてぼて」という音から「ぼてぼて茶」の名がついたのだそう。
泡立てたお茶の中に、おこわ、煮豆、きざんだ高野豆腐や漬物などの具を少しずつ入れ、
食べる時は、茶碗の底をトントンとたたいて具とお茶を一緒にいただくのが粋だとか。
出雲の伝統食ならぬ、伝統ファストフード。働く人の強い味方。
今と同じ感覚でなんだか安心しますね。
このほかにもたくさんのバラエティ豊かな山陰料理に出会えて、食い気の途切れない旅でした。