―黒田家濱町別邸跡―
黒田の名残り、舞鶴に
今、舞は舞鶴の大禅ビルさん(福岡市中央区舞鶴の賃貸オフィス)にてインターンシップ中です!
大禅ビル周辺の色んな場所を周り、取材しています。
先ほどは消防局へ行って参りました!
さてさて、一仕事終えたあと、達成感とともに小腹もすきましたね~と歩いていたら、
ドーーーン!な、なんですかコレハ!
存在感だだ漏れの石碑ジャナイデスカ!
恐る恐る、見てみますと・・・
「黒田家濱町別邸跡」とありますね。
どうやらここは、旧福岡藩の黒田家の別邸の跡地記念碑のようです。
消防局横の駐車場に、こんなスポットがあったとはびっくり。
調べていきますと、敷地約3千坪という広大な別邸があったそうで、しかも門や櫓がいくつも建てられて、かなり豪華だったとか。
残念ながら、福岡大空襲で全部焼け落ちてしまい今はもう残っていませんが…
この記念碑は、黒田家の第15代当主に当たる黒田長久公によって、昭和58年に建てられたようです。
地域の史跡が、こんなひょっこりとどこでも現れるのが、福岡の面白いところですよね!
それから「濱町」ですが、大禅ビルの近くに「浜の町公園」「浜の町病院」があるように、このエリアは浜の町と言われるエリアです。
古くは「煙草町(多葉粉)」と呼ばれ、海岸に近いことから「濱町」、のちに「浜の町」と改められた経緯があります。
「黒田家濱町別邸跡」は、その名の通り、海岸に近い場所にあった訳ですが、お城からも近く、
福岡藩の皆さんは折々に、こちらに出掛け、海岸の風景を楽しんだのかもしれません。
例え現物が既になくても、こうした記念碑が人々の記憶と街の歴史を今に留め、思い出すきっかけになってくれるかと思うと、
普段見過ごしてしまうような街中の様々な記念碑や由緒書きも、
ちゃんと足を留めて、じっくり読んでみたくなりますね!