―正法寺―
街中に佇む、由緒正しきお寺。
福岡市内には京都・奈良に次いで神社・仏閣の数が多く、古刹巡りもできるほど、古都とも言える一面も持っています。
特に江戸時代、福岡藩が、周辺の糸島からも寺社を移動して、福岡城の川沿いや海沿いに並べ、最前線の武士溜まりとしたり、海辺の墓地、墓石までも鉄砲よけとした要塞のような城下町を形成したため、多くの神社仏閣が現代にも残っています。
大禅ビル(賃貸オフィス:福岡市中央区舞鶴)から那の津通りを西に500m、簾子公園南東側にある、浄土真宗本願寺派のお寺、正法寺。
浄土真宗本願寺派福岡組24ケ寺のひとつ。
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もとは播磨(兵庫県西部)にあったお寺で開基は播州揖東郡の志摩田林華という武士、仏門に入り天正年中に一寺を開山し、黒田如水、長政に従って豊前から筑前に入り慶長5年、城下の簀子町に正法寺を建立し、山号は名をとって「林華山」としたそうです。
そして、昭和20年の福岡大空襲で本堂、庫裏は全焼、山門だけが残りました。
しかし当時の住職仁諦は空襲を予測して、御本尊、親鸞、蓮如、聖徳太子を箱に入れ中牟田家の墓に収納して守ったそうです。
本堂は昭和39年に再建、今の庫裏は平成10年に再建され現在に到ります。
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こちらのお寺もその歴史に戦争の傷跡を残しておられました。
私たちが享受している、現代の平和の大切さを、改めて考えさせられます。