大禅ビル裏の防水工事ー防水塗装
大禅ビル(福岡市 大名 貸事務所)の裏の防水工事について、引き続きご紹介して参ります!
普段目につかい大禅ビル裏。
指摘され初めて劣化の危険性に気づき、速やかに防水工事を開始致しました。
準備作業であるモルタル塗りが完了したらいよいよ防水塗装を施していきます。
この防水塗装の粘度がとても大事です。
水を加えて溶き、塗るのに丁度よい硬さに仕上げていかなければいけません。
ここも職人さんの長年の経験が活きるところです。
水が少なすぎると塊ができてムラも出やすく、水が多すぎるとベチャベチャになって固まりません。
絶妙な粘度になったタイミングで丁寧に、かつ素早く塗っていきます。
さらに塗り込む際に空洞ができると防水の役割を果たせなくなってしまうので、塗り込むというより
「隙間なく詰めていく」
という表現が正しいのかもしれません。
建物は無機物でできていますが、年月に従って変化していく「生き物」でもあります。
人間と同じように、病気や怪我をします。
でも建物と人間の違いは、人間は免疫能力があり、ちょっとした不調なら自分で治せるのに対し、建物は自分で治せません。
悪いままほっとくと、どんどん悪くなっていきます。
だから必ず人の手によるメンテナンスが必要です。
それもできるだけ不具合がまだ軽いうちに。
今回の工事では雨漏りや漏水を防ぐことで建物の安全性を保つだけでなく、建物寿命を延ばし、メンテナンスコストを削減する重要な目的もあります。
さて、そうこう言ってるうちに塗装完了です。
まんべんなく塗装ができたか細部までチェック・・・。
問題なさそうなので工事はこれにて終了です!