人間を偉大にしたり卑小にしたりするのはその人の志である
皆様、こんにちは!
名言の深読みby AZの時間でございます。
さて、本日の内容は、ドイツの詩人、劇作家であるシラー氏(1759~1805)から学ばせて頂いたことをご紹介します。
この言葉のポイントは、偉大と卑小の尺度を「志」に設定していることだと思われます。
人によっては「財産」や「事業規模」、「社会的立場」「実績」を尺度であると主張されることもあるかと思います。
もちろんそれらは正解の一つです。人の数だけ価値観があり、人の数だけ尺度があるでしょう。
ただ、私は個人的にシラー氏が「志」を唱えた点に人間味と言いますか、彼の魂の個性のようなものを感じます。
「志」という漢字を分解すると「心ある士」と書きます。
「士」はサムライではなく「之(ゆく)」を意味し、「心」と合わせて「心の行き先」を指す。
自分は何を持っているか、何をしたかではなく、心がどこに向かっているか。
自分のゆく道、抱く志は果たして立派な生涯に通ずるものなのか。
常に自身に問いかけなければと思いました。
ところで、シラーの言う人間の偉大さと卑小さは誰が判断するんですかね・・・?
周りの他人なのか?それとも自分自身なのか?
評価するのはどちらにしろ、評価を気にするより、まずは志に従って生きて行くことの方が大切であるように感じました。
本日の内容は、以上になります。
次回は「忍耐と勤勉と希望と満足とは境遇に勝つものなり」に関して記載させて頂きます。
これは、明治の詩人、国木田独歩(1871~1908)から学ばせて頂いたことです。
ここまでお読み頂きまして、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
以上、大禅ビル(福岡市 天神 賃貸オフィス)からでした。