人間は3匹のタイを欲している
本日は、とある全国を駆け回ってらっしゃる社長様から教え頂いた深イイ言葉をご紹介します。
「人間は3匹のタイを欲している」
です。
それぞれ
「褒められタイ」
「認められタイ」
「お役に立ちタイ」
です。
良いか悪いかは一旦おいといて、人は誰しも程度の差こそあれ承認欲求を持っています。
自分の価値を確認できたり、自分が相手に与えた影響を確認できたりと、そうした瞬間に人は満たされる感覚を得ます。
それが重なると自分を満たしてくれる人のために人はお役に立てたいという思いが湧いてくる。
貢献欲求とでも言いましょうか。
承認欲求は、往々にして我欲の側面からマイナスなものとして語られがちですが、修行僧でもない限り全くゼロにはできません。
むしろ誰しも承認欲求があるという現実を認め、承認欲求と貢献欲求の自然な循環のうえに信頼関係を成り立たせていった方が建設的かと考えます。
「頑張りを褒められ、価値を認められ、そして認めてくれた人のために役立てたいと頑張る」
が、ある意味最もシンプルな信頼関係の作り方なのかもしれません。
まあ、こうしてウンチクを書いておりますが、言うは易く行うは難しです。
多くのお客様と部下から信頼を寄せられていた上述の社長様も、最初は自分の承認欲求を満たすことばかり考えていたそうで、そのため信頼を失った経験も数多くされたと。
翻って我が身を振り返ってみる。
果たして私は自分の承認欲求を優先しているのか、それとも相手の承認欲求を優先しているのか・・・。
思わず苦い顔になってしまう私であります。
タイはタイでも、まず相手にタイを与えるべき。
大先輩はそのような人生の要諦を私に伝えようとしたのかもしれません。
以上、大禅ビル(福岡市 赤坂 賃貸オフィス)からでした。