ベストセラーよりもロングセラー
本日の内容は、設備に大変詳しい福岡のとある事務所ビルのオーナー様に学ばせて頂いた知恵です。
ベストセラー・・・その当時流行ったもの。急激に売れていったもの
ロングセラー・・・スピードは緩やかであるが、長く売れ続けているもの
オーナー様が仰るには、ベストセラーの方が人目を惹くけれども、実は設備にしてもなんにしても、長く売れているものを購入した方が結果的にいいとのこと。
長い時間にわたって、たくさんのユーザーの「試練」に耐えてきたからこそ、ロングセラーになり得るわけです。
それに勝る価値の担保はないでしょう。
私たちは得てして流行り、華やかさ、新しさに目を奪われがちで、それらの要素が揃わないと「古臭い」「時流に合わない」「遅れている」ものだと見なしてしまう。
世の変化に適応できるようなものを選ぶのも大切ですが、どんな変化にも耐えられる安定さがあるのかどうか?という視点はより大事です。
そのオーナー様曰く、万が一の設備修理の必要が出てきた際に、ロングセラーの方が体制が整っていることが多く、融通が利きやすいとのこと。
修理部品の廃盤サイクルもロングセラーの方が圧倒的に長い。
確かに仰る通りで、この本質に私は非常に感銘を受けました。
これを経営に置き換えた場合にも当てはまります。
・いま注目されている事業はどれだけ存続するのか?
・その事業のアフターフォロー体制はどれぐらいの周期で予測しているのか?
この上記2点には十分注視せねばならないと心から感じました。
流行りに乗るな、という意味ではなく、流行りに振り回されないで、本質的な価値をブラさない軸を持つことが、変化の早い時代だからこそ問われているのです。
有り難い教えを頂きました。
本日の内容は、以上になります。
以上、大禅ビル(福岡市 赤坂 賃貸オフィス)からでした。