ノーサイドの美学
昨年行われたラグビーワールドカップ2019はたくさんの感動とドラマを与えてくれました。
日本中が熱狂した日本代表の躍進もスポーツ史上語り継がれる快挙だと思います。
正直ラグビーとは殆ど縁のなかった私でもにわかにならざるを得ないくらいに、日本のどこもかしこも熱気に包まれた1ヶ月間でしたね。
今回のラグビーワールドカップはアジアでは初開催だそうですが、また日本でやってくれたら今度こそにわかではなく本物のファンになれるかもしれません笑
なにせのぼせもんの血が騒ぎますから!
ということでラグビーの話をしたいと思います。
先日、親戚のとある方から「ノーサイドの美学」なるものについて学ばせて頂きました。
ノーサイド(NO SIDE)は、ラグビーで試合終了を指します。
審判が吹く試合終了の笛を「ノーサイドの笛」と言ったりします。
なぜノーサイドなのかと言いますと、勝った側(SIDE)も負けた側(SIDE)もない(NO)、
つまり敵陣地と味方陣地の境界が無くなることを意味し、「ノーサイドの美学」と呼ばれています。
フィールドの上では激しくぶつかりあっても、試合が終われば敬意と礼儀でもってお互いの健闘を称え合う、ラグビーに貫かれる爽やかなスポーツマンシップです。
この話を伺った時、「礼で始まり礼で終わる」日本の武道と似ているなと思いました。
相手がいてこそ、試合ができる。試合をさせて頂ける。
成長の機会を頂ける。
本質的には敵も味方もないんですね。
今日では一般的には試合終了は「FULL TIME(フルタイム)」となっており、NO SIDEはあまり使われなくなったと聞きます。
いい言葉なのに、ちょっともったいない気もしますが、世界中のラガーマンたちの立ち居振る舞いを見ておりますとその美学は今なお生命力を失われておらず、
フィールド上でもフィールド外でも脈々と体現されていることが伺えます。
私も自分の美学を磨いていきたいものです!
以上、大禅ビル(福岡市 赤坂 賃貸オフィス)からでした。