観葉植物
今回は大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃し事務所)の観葉植物についてご紹介します!
フロアの要所要所に観葉植物を置かせて頂いているわけですが、
実は1ヶ月に1回交換して貰っています!
とても贅沢な使い方だと私も思います。
常にシャンとした植物のある空間の方が、彩りがあって心地よいですし、
いつも同じ植物ばかりより、時々違う植物を置いておくことで変化を楽しめたり、
「そろそろ植物が変わる頃かな、次は何かな?」
と、ちょっとした「ワクワク感」を何気ない日常の中で創り出せます。
貸しビル業は本質的には空間プロデュース業だと思っています。
空間に価値を認めて頂いて、お金を頂くお仕事なので、数少ない観葉植物だって、戦力として張って貰っています!
観葉植物もインテリアの一つに数えられますが、他のインテリアと決定的に違うのは、
「生き物」
である点です。
生き物は、変化します。生長しますし、葉が増えたり落ちたり、色が変わったり、
背丈が大きくなってしなったり、微かな風や振動で枝葉が揺れたり、土が乾いたり・・・
七変化というわけではありませんが、生き物って毎日違う表情を私たちに見せてくれます。
変化とは揺らぎであり、豊かさであります。
生き物それ自体が変化に富むダイナミックな存在で、それが四方四角なコンクリートの空間に添えてあるだけで、
ともすれば無機質になりがちな空間の雰囲気を一変させてくれます。
伝統芸術で言えば、華道がそうですね。
草木の命の美を捉え、姿を生けることで、美を生かす。
植物が他のインテリアと一線を画す美的価値を空間と人の心に与え得るのは、ひとえにそれが
「生きた命」
だからでしょう。
コンクリートや木材といった、状態が固定された資材とは在り方が異なりますし、
何より同じ命を持つ人間に与えるのは、異質感と違和感よりも、温もりと馴染みやすさなのではないでしょうか。
大禅ビルの観葉植物は、華道の格調とは比ぶべくもないですが、
「生きた命」のインテリアとして、空間に生きた彩りを添えているように思います。