―クレイアニメ制作―
絵コンテ確認
さて、前回に引き続きレンタルオフィスの大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)が取り組ませて頂いた一大(?)プロジェクト・クレイアニメの制作秘話に迫っていきます。
さて、アニメーションの脚本とも言える、絵コンテ作成。
絵コンテの初案ができた段階で、細かい確認、修正を入れていきます。
アニメーションとは、微妙にずらした絵を重ね合わせて撮影することで「動き」として表現するもの。
今のシーンから、次のシーンはどう変わるのか?
プロット全体のテーマに沿っているのか?
常にイメージしつつ、シーンとシーンとの間の繋ぎを、更に細かい動きで埋めていきます。
アニメーション全体の流れを記載し、さらにそれぞれのシーンを細分化、具体化していく。
「おどろくビル」
「しかし5階建てにビルを想像して顔がほころぶ」
「ほころんでるビルにピンクのほっぺをつける」
「in 社長室」
「あきよしさん真剣な表情」
「今までにない他とは違うビルであることを確信」
「採用のハンコが大きくうつされる」
このようにカットごとのラフ画に細かく指示入れを行っていきます。
と同時に、アニメーションとしてのルールに表現内容を嵌め込んでいかなければいけません。
絵コンテのカットごとの時間、動きの表現のための必要カット数の問題です。
例えいくら内容がよくても、カットの数やカットごとの時間が適正でなければちぐはぐなアニメーションになってしまったり、時間オーバーや無駄な動きで視聴者に不快感を与えてしまったりすることがあります。
特に時間については綿密な検討・調整が必要で、秒数レベルで具体化していくことが求められます。
作業の時間はかかってしまうものの、ここでしっかりアニメーション撮影の枠組みを決めてしまえば、後々の撮影作業もスムーズになります!
当初の絵コンテを核に、それをベースにブラッシュアップしていくことを大切にしてはいますが・・・・・・
同時に完成品の仕上がりと時間内に出来るかを重視しています。
全体の完成度を底上げするために必要不可欠な工程となります!