―クレイアニメによる情報発信―
大禅ビルくんのクレイアニメ!
前回に引き続き、大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)のクレイアニメについてです。
そもそもクレイアニメというのは
「Clay animation」
を指し、ストップモーション・アニメーションのうち、被写体を主に粘土を材料として作成されているもの。
撮影は普通のアニメよりも大変で、粘土で作った造形物を、
一コマずつ形や向きなどを微妙に変えながら、一コマごと撮影していく方法です。
これを延々と繰り返しして動くアニメーションに繋げていくのです。
実際大禅ビルのクレイアニメは、たったの7分の長さなのに、撮影コマ数は約4,200!
まさに血と涙と汗の大作でした・・・・・・。
「建物ドラマクリエイター」という面白そうな仕事内容に釣られて(笑)入ってきたインターン生の皆さんにとっては、
寝ても覚めても夢の中でも、大禅ビルくんが踊り回るという、
普通のインターンシップでは中々得られないレベルで忍耐力とメンタルを鍛えられたのではないかと思います。
クレイアニメは普通のアニメやCGと比べて、撮影に手間がかかりますし、何より取り直しが難しいんです。
粘土は、長時間の撮影中に型崩れを起こす場合もありますし、、、
造形物の形に変化を加えるため、針金などの補強材を造形物の骨格に用いたり、光の当て方を調整したりと、気を遣うべき箇所は無数にあります。
しかし、実際に動画を観て頂ければ分かると思いますが、
クレイアニメには作り手の体温が伝わるような独特な手作り感があり、型にはまらない、自由自在な表現ができます。
しかも、立体のまま動きが加わりますから、ヴィジュアル的にも人の目をぐいぐい引き寄せます。
何より、粘土を握りさえすれば、誰でも作れてしまうところがいいんです。
もちろん、根気も1ダース分ぐらい必要ですが(笑)
お陰で長らく粘土まみれの生活でした・・・・・・。
時折自分たちはレンタルオフィスなのか?それともアニメスタジオなのか?
業界転換したのかと、危うく誤解されそうになりましたね。
情報発信のツールとしても、コミュニケーションのツールとしても、研修のツールとしても、
クレイアニメは優れています。
しかも、やっているところがそもそも少ないので、話題性があります。
ぜひトライしてみてはいかがでしょうか?