大禅ビル裏の防水工事ーはつり&モルタル塗り
いよいよ大禅ビル(福岡市 赤坂 賃貸オフィス)裏の防水工事開始です!
建物の外壁は雨風に直に晒されている分、経年劣化も早く、ちょっとのひび割れからでも建物内に雨水が侵入すれば、水漏れや骨材の腐食を起こしてしまう危険性があります。
さて、今回も古い外壁を剥がしていく「斫り(はつり)」の作業が入ります。
これまた手間と神経が要る工事で、ドリルなどの電動工具を使って剥がしていくんですが、相当な爆音と振動が発生してしまうんですね。
テナント様には事前に通知しているものの、不快な騒音であることに変わりはないので心中ヒヤヒヤでございます・・・。
しかし今回は、予測よりもはつる箇所が少なかったので大掛かりな工事にならずに済みました。
ほっと一息です。
熟練の職人さんたちによる、大胆かつ繊細な仕事ぶりのおかげでもあります。
大工さん方はモルタルを練り、左官屋さんはモルタルをキレイに塗っていきます。
見てください、この仕上がり美しさ。
ムラのない均一な塗り、まるでケーキのクリームのようです。
う~む、やはり熟練の技というものは素晴らしいですな~。
大禅ビルがここまで長く貸しビルとしてやって来れたのも、もちろんテナント様がいてこそですが、職人さんたちに縁の下から支えて頂いたのも大きいと改めて実感致しました。
ビルの裏側は普段ひと目につかない場所です。
玄関と違って毎日通る場所でもないため、メンテナンスのサインを見逃してしまいがちです。
レトロさで勝負する貸しビルだからこそ、ビルの基本である安全性により注意を払っていかねばと思いを新たに致しました。