回転台の塗装
デパートの立体駐車場やマンションの駐車場入口などでよく見かける車の回転台(ターンテーブル)。
Uターンが出来ないような狭い敷地内でも、回転台を使えばさっと方向転換ができ、スムーズな入出庫が可能になります。
中華料理屋にある円卓や、電子レンジの中でくるくる回る皿に見えなくもありませんが、蒸気機関車が方向を変えるための「転車台」が始まりだったそうです。
最終駅での折り返しや整備場に設置されていて、昔は人力で動かしていたとか。
今では回転台を自宅に取り付ける人が増えていると聞きます。
車庫入れのためなのもあるのですが、自分の愛車を台に置いて、ガレージの中で回しながら眺めていたいというお金持ちもいると。
確か車を台で回しながら、スポットライトとかを当てるとなかなか素敵に写真映えしそうですね。
さて、大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)の地下駐車場にも回転台があります。
が、残念ながらもう使われていないため、作動しません。
回転台がなくとも、車の出し入れに特に不都合はなく、たぶん昔よりも車の小回りが利くようになったからかと思うのですが、
ただ、作動しなくても汚れたままほっとくのはいけないので、今でも年に1回は欠かさず塗装するようにしています。
車をカーリフトに入れるには回転台の上を通らないといけないんですね。
ビルが建った当初からあったものですから、台の作りも今の最先端の回転台とは比べくもありませんが、
大禅ビルのレトロらしさを感じさせてくれる調度品として、あえて撤去せず残しています。
私も小さい頃によく台に乗ってメリーゴーランドのように遊んでいました。
私にとっても、ささやかな思い出を偲ばせる回転台なのです。