佐世保出張
出張で佐世保に行って参りました。
大学は長崎大学に通っていたので、昔よく行っていた場所です。
当時は
「自分が環境問題を解決するんだ!」
というアツい思いを持っていました。
それに駆られるまま環境科学部に入ったのはいいものの、教養の授業はなかなか楽しく思えず、サークルも何だか物足りないと鬱々の日々・・・。
何かないかなぁと面白いことを探していた時に、たまたまあるNPOと出会いました。
メンバーは大学院生がメインです。
このNPOは様々なプロジェクトを企画していたのですが、その1つが環境教育でした。
地域の子どもたちに学年に応じた環境教育を企画し、講義するだけでなく、その子どもの親、さらに企業や行政組織などにも講義するというものでした。
そして講義を行ったのが佐世保にあった小佐々小学校だったのです。
とにかく環境に関わりたかった私にとって、このNPOでの活動はまさに望んでいた手応えが得られる学びでした。
運営やレポート作成はとても大変でした。
ただ、きっちりと仕事を仕上げて対価を得る体験は、今までに感じたことのない達成感を私に与えてくれました。
大学では得られないような現場の刺激が、神経の隅々までアツくさせてくれたのを覚えています。
その後NPOから離れ、社会人になり、環境業界ではなく不動産業界で仕事するようになりました。
今では大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)の社長となり、責任も業務量も当時NPOでやった仕事の数倍以上ですが、
あの時経験させて頂いたことはとても貴重だったと、今だからこそ実感しています。
大人になっても、佐世保に来る度にしみじみと思い出が蘇りますなあ。
自分を形づくってきたものを思い返す。
これほど幸せなことはなく、これほど明日へのエネルギーが湧くことはないでしょう。