九州朝日放送様にご取材頂きました!
■大禅ビル、テレビに出る!?
我が地元福岡のテレビ局・九州朝日放送(KBC)様がなんと、当ビルに取材に来られました!
しかも、あの「ドォーモ」なのです!
福岡県人なら誰でも知っているであろう、30年という歴史のある、あの老舗深夜バラエティ番組の「ドォーモ」なのです!
って、ドォーモのようなお洒落番組が、なぜうちに?
お話頂いた時はもちろん嬉しかったのですが、一方、昭和の香りのする大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)とドォーモがどう絡むのか・・・正直疑問でした。
着眼点は全くの予想外・・・なんと大禅ビルの「階段」を取材に来られたのです!
あまりのピンポイントです。
聞けば、ドォーモでは「もしかしたらハマるかもしれない沼の話」という番組シリーズを作られていて、
「沼のハマる」、つまり「マニアックはハマり方する人」や、「ハマるかもしれないマニアックな物」を紹介するコーナーがあるそうです。
牛乳パック集めに凝った方とか螺旋階段の紹介とか。
そこで階段関連のネタ集めをしていた番組製作の方が、うちでアップしている階段のブログ記事をたまたま読まれて、取材の運びとなったそうです。
自社の階段をブログ記事にしてしまうこと自体、既にマニアックゾーンに突入してしまっているわけですが、
ブログ書いて置きながらまさかそんな階段の記事とか読む物好きなんていないだろう・・・
と思っていたら、まさかテレビ局がネットの片隅から見つけられ、取材まで来られるとは!
夢にも思わなかったです。
捨てる神あれば拾う神ありですよ!
諦めずに記事をコツコツ積み上げていって本当によかったです。
■当日の取材
当時はリポーター、ディレクター、カメラマンの方を含め5名の方がお見えになりました。
取材光景をすぐ近くで見るのは初めてでしたが、階段一つでも、とてもとても丁寧にご取材頂き、ポイントを抑えたリポートと撮影が印象的でした。
半螺旋状になっている当ビルの階段部分が囲んでいる空間は、1階から5階まで天井がなく上下が繋がっている吹き抜け状になっています。
5階の欄干から下に覗き込めば、階段がグルグルと1階まで下って降りて行くのが見えますし、
逆に1階から見上げれば、階段が螺旋を巻きながら5階まで上昇していくのが見えるといった具合です。
大禅ビルの階段が一番インスタ映えするポイントでもあります!
もちろんこのポイントを、プロの皆さんは見逃しませんでした。
プロ感溢れる重そうなカメラで、上から下を、下から上を撮ったり、ズームで寄せたりされていました。
出来上がりの絵を見るのがとても楽しみです。
■大禅ビルの階段の魅力
ここで再度、大禅ビルのマニアックスポットである階段の魅力についてご紹介させて下さい。
階段自体は創業時からあって、その後ビルの増築が行われた際、階段もそのままの構造で増築がなされました。
一般的なオフィスビルは貸し出しできるフロアスペースをより広く確保するため、階段スペースをできるだけ小さく取ります。
また、階段の幅自体を狭くしたりすることのほうが多いです。
殆どのレンタルオフィスは空間の利用効率を重視します。
当たり前ですね。階段に家賃を払う人なんていません。
一方、大禅ビルの階段は半螺旋階段状にデザインされていて、1階から5階まで吹き抜けになっています。
構造上共用部の廊下が広くなり、また階段の幅も取っています。
一般的なオフィスビルありがちな閉じられた空間ではなく、ビル全てのフロア空間が階段を軸に繋がっているのです。
空間的な広がりによって開放感を感じられるだけでなく、吹き抜け空間に窓から光がいっぱい差し込むので、ビルの内側全体に明るさが満ち溢れます。
ゆったりしたオープンな空間、昔ながらの臙脂色の階段は、懐かしさを漂わせます。
このような造りですので、テナント様や大禅ビルを訪問される方々には威圧感よりも親近感、緊張感よりも安心感を与えてくれます。
使いやすく、親しみやすい、レトロオフィス。
飾らないゆとりある空間と、柔らかい光の広がり、そして手入れの行き届いたビカビカの床。
大禅ビルの小さなこだわりです。
そしてそれは、全て大禅ビルの階段を起点としていると言ってもいいでしょう。
階段は、大禅ビルを代表するインテリアであり、大禅ビルのブランディング哲学の一つの形なのです。
ささやかな当ビルのこだわりをネットの海から掘り出して頂いたKBC様に、本当に感謝です。有り難い機会を頂きました。
■大禅ビルもいよいよ舞鶴の顔に?
取材が終わったリポーターの方にお話を伺いました。
どうやら大禅ビルの存在はご存知でいらしたようで、福岡でマラソン大会がある時に局の仕事でいつも舞鶴近辺に来られるのですが、大禅ビルの前を通る度に、
「あのビルって何なんだろう?」と、思っていらした様子。
まあ現代的なオフィスオフィスしているビルと真逆を行くアナログな風格が漂う建物ですからね・・・
印象の残るかと思います。
それにしてもメディアの方に認知して頂けただけでも、嬉しいことですよね。
大禅ビルとしての在り方にまた一つ、自信を与えて頂いたような気がします。
ドォーモの皆さん、本当にありがとうございました!
まだまだレトロネタはたくさんございますので、いつでもいらして下さい!