―クレイアニメ制作―
クレイ作成その2
さて、前回に引き続きレンタルオフィスの大禅ビル(福岡市 舞鶴 賃貸オフィス)が取り組ませて頂いた一大(?)プロジェクト・クレイアニメの制作秘話に迫っていきます。
なんとかクレイアニメの制作の作業に入ったわけですが・・・・・・
今までの記事で書いた通り、アニメづくりというものはとても根気と忍耐が求められる仕事です。
大禅ビルのクレイアニメーションに大禅ビルや大禅ビルに関わる人物など、キャラクターが多く登場します。
彼らの動き、形はおろか、喜怒哀楽の表情変化一つ一つを全て粘土で表現しなければなりません。
撮影しながらちょっとずつ粘土をずらしていく・・・・・・
というのではいつまでも終わりませんので、
予め絵コンテに沿って、必要なパーツ、素材を洗い出し、全て事前に作り置きします。
そして、それらを組み合わせながら撮影していく流れとなります。
簡単に思われるかもしれませんが、これが膨大な作業です。
来る日も来る日も顔や眉毛や目や頭や口をちぎっては作り、ちぎっては作り、しまいにはこのパーツってなんのキャラクターのどの絵コンテでどの表情に使うものだったっけ?
と混乱する始末。
自動車ほどではありませんがパーツの数が膨大に上り、管理だけでも一苦労でした。
もちろん、主役の大禅ビルくんも造り上げる必要があるため、せっせと作業を進めていきます。
ただ、忍耐力を試されるようなハードな作業にはやはり休憩が大事!ということで作業した後は待ちにまったランチ♪
この時ばかりはリラックスタイム。クリエイターと社員、そしてインターンの学生さんがテーブルを囲んでしばし談笑。
そしてランチ終了後はまた集中!
似たような作業をやり続けていくうちに自然にクレイ用の専用器具にも慣れていき、効率がアップします。
無機物に魂を吹き込む、これぞまさしくアニメーション!
未だかつてこの切り口で情報発信した貸しビル会社はあっただろうか?
「何か新しい挑戦をやれている自分たち!」
という矜持だけで、私たちは長い長い作業を一夏かけて取り組んでいくことになるのでした。