―クレイアニメ制作―

 

クレイ作成その1

 

さて、前回に引き続きレンタルオフィスの大禅ビル(福岡市 舞鶴賃貸オフィス)が取り組ませて頂いた一大(?)プロジェクト・クレイアニメの制作秘話に迫っていきます。

 

アニメーションそのものを為す「クレイ作成」!これは全工程の中でも最も時間がかかるところなので、いくつか回に分けて紹介します。

 

クレイ作成といっても、そもそも具体的に何するのか?

 

まずはクレイ作成のための道具を準備と、粘土を加工しやすいように馴らすことです。

 

ここで粘土にも様々な種類があることを学びます。例えば油粘土だと加工はしやすいものの、クレイ作成後しばらくして脆くなってしまう。

 

あるいは紙粘土だと一度造った形からの応用が効かない上に、乾くとヒビが入って不向き・・・・・・

 

など、粘土ごとの特徴を実際に触って把握していきます。

 

色々検討の結果、結局は専用の粘土を使用することしました。

クレイ作成その1

しかし先ほど言ったように、この粘土が高い上に加工する前は物凄く硬いので馴らす必要があります。

 

また、予想を超えて粘土の量が必要であることに気付き、追加発注せねばならないことに途中で築きます。

 

動きやカットの数に比例して、使用する粘土の量も倍々に増えていくので・・・・・・

 

それから残念ながら(?)私たちはプロのアニメーターではありませんので、ちょくちょく作り直しの失敗もあり、ゴミ箱行きの粘土もまあ増える増える!

 

さらに、顔の表情などの細かい線を入れるためには安いプラスチックナイフでは駄目で、スチール製の専用の道具が必要ということも判明。

 

これもまだ調達せねば作業が進まない!とあたふた。

 

と、細かい段取りをしていたつもりだったのですが、アラが沢山あってそもそもの計画の土台がいきなり崩れてくるという、消耗戦の様相を呈してきたのです。

 

ただ、ここで落ち込んでいても何も始まりませんので、進められることはとにかくベストを尽くすしかありません!

 

粘土以外にも必要な細かな作業はだってたくさんあります。

 

その中でも感情やテロップ代わりの言葉をクレイで作るなどなど・・・・・・

 

結構な数の小物パーツが必要だったため、足りない粘土が到着するまでそちらの作業に一斉にとりかかるような、現場感満載のプロジェクト進行でした。

クレイ作成その1

そして、ついに粘土が到着!

 

ここからやっと本格的なメインのクレイ作成へと移ることになります。

クレイ作成その1

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